骨粗しょう症の歴史は古く、いまから約4000年前のミイラにも骨粗しょう症による骨折が見つかっているそうです。
女性の病気のように思われがちですが、実は男性もなる病気です。症状は、鬆(す)が入ったように骨の中がスカスカになり、骨折しやすくなること。原因は加齢による骨量の減少、更年期と閉経、ダイエット、他の病気との続発性によるものなどが挙げられます。
予防としては、カルシウムを十分に摂取すること、吸収を促す栄養素も一緒に食事に取り入れること、適度な運動をすることなどが大切です。ですが、高齢になってくると、食事も簡素になりがちですし、運動をすることも減ってきます。気がついたら骨折してしまい、入院生活…というのは望ましくありませんよね。
一般的に、骨粗しょう症は治らないと考えられていますが、実はそうではないのです。内臓や皮膚、爪などと同じように、骨も毎日再生されているので、それを効果的に手助けする栄養素を摂取することで、骨も少しずつ改善していきます。
その必要となる栄養素とは何でしょう。「骨を丈夫にすると言えば、カルシウム」と考えられていますが、それだけでは丈夫にはなりません。
骨粗しょう症を予防するには、カルシウムを吸収する土台作りが大切です。その骨の土台は、軟骨作り。軟骨が硬骨に変化するときにカルシウムが必要ですが、まずはその軟骨がなければはじまらないのです。
その軟骨を作るためにはコラーゲンなどのタンパク質が必要です。そのタンパク質の生成にはビタミンC、A、Kも必要です。ただカルシウムだけ摂取すればいいのではなく、実はその他の栄養素も重要なのです。
カルシウムの摂取で気をつけたいことがあります。それは、カルシウムの質。実は人間が吸収できる良質のカルシウムは、「牛の骨」か「魚の骨」のみなのです。
鉱石・貝殻・珊瑚礁・卵の殻などから作られたカルシウムも販売されているのですが、それは確かに天然ではあっても、人間は吸収できないそうです。良質のカルシウムは骨密度をあげ、副作用もなく、ただし半年~1年ほど長期間服用するという条件で効果が現れます。
実際に、天然サプリメントを用いて栄養療法で骨粗しょう症の治療するクリニックハイジーア(東京都品川区)というクリニックでは、その方法で79歳の女性の骨密度が改善されています。通常の薬物療法では、骨密度の改善率が5%程度のところを、約1年間の栄養療法で25.2%に改善されたというケースもあるそうです。
副作用もなく、体に優しい治療で効果も得られる天然成分の栄養療法は、これからの時代、主流となる治療法なのかもしれません。
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